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犬のトレーニングとパックリーダー


こんにちは。スタッフ T です。

初めて犬を飼った時に、誰もが最初に戸惑ったり、悩んだりする事の1つが 「 トレーニングとしつけ 」 でしょう。


私は、生後3か月の雑種の保護犬の姉妹をシェルターから譲り受けたのですが、同時期に2匹の仔犬それぞれに色々と教えなければいけないのでトレーニングに苦労しました。

仔犬たちを飼い始めて一番初めの問題はトイレでした。
リビングだろうがキッチンだろうが、ベッドの上だろうが、とろこかまわず家のあちこちで次から次へとトイレをしてしまっていました。

辛抱強く教えていくことで徐々に効果が表れて、ペットシート以外のところではしなくなりましたが、最初は本当に出来るようになるのだろうか?と不安な時期がしばらくあったことを思えています。



トイレ問題以外に飼犬の問題行動としては以下のような行動があります。

・ 噛み癖
犬が人や他の動物を噛むことがあります。これは遊びの一環や攻撃行動の表れとして現れる場合があります。

・ 過剰な吠え声
犬が無駄吠えをすることがあります。警戒心が強く、外部の刺激や環境の変化に反応して発生することがあります。

・ 破壊行動
犬が家具や靴などを噛み壊すことがある場合。犬の退屈や不安、エネルギーの発散不足などから生じることがあります。

・ 逃げる傾向
犬がリードから逃げ出すことや、門やフェンスを飛び越えて逃げ出すこと、それは逃走行動として問題になります。

・ 社交性の問題
犬が他の犬や人間に攻撃的な態度を示す場合。これは犬の過保護や社会化の不足などが原因となることがあります。


これらの行動は、飼い犬として人の社会で一緒に暮らしていく以上は改善していく必要が出てきます。

しかしこれらの問題行動を直そうと自己流でトレーニングを試みても、飼い犬の行動がなかなか改善しないのは、多くの飼い主が経験することだと思います。
そんな時「 ウチの子は、覚えが悪いからダメだ 」と犬の能力不足だと思ってしまうと、良くなることも変わらないかもしれません。

WOLFGANGのブランドアンバサダーの1人にThomas Davis( トーマス・ディヴィス ) というドッグトレーナーがいます。 

彼は、狼とさえコミュニケーションを取って仲良くなってしまう、犬のトレーニングに関するプロフェッショナルです。
https://www.instagram.com/tomdavis/


彼のスローガンは、「 No Bad Dogs 」 ( 駄犬はいない )


つまり、言う事を聞かない犬がいるとすると、それは 『 飼い犬がダメなのではなく、飼い主がダメなのだ 』 ということです。

飼い主としてはちょっと耳が痛いです(苦笑)

私たちは、犬へのコミュニケーションの方法や態度が間違ってしまうと犬は言うことを聞かない、ということを常に意識する必要がありますね。


そして、もしご存じなければもう一人ご紹介したいのが、有名なドッグトレーナーのCesar Millan ( シーザー・ミラン )です。

シーザー・ミランは、メキシコ出身のドッグトレーナーで、犬の行動専門家として知られています。
米国のテレビ番組 「 The Dog Whisperer 」 でその知識とトレーニング手法を広く紹介しました

YouTubeでも犬のトレーニングに関するたくさんの動画が見られます。


日本でもシーザー・ミランの本が入手できます。 
https://onl.sc/3YEjT6L

シーザー・ミランの考え方は、「 Pack Leader 」 ( パックリーダー ) のコンセプトを重視しています。
「 Pack Leader 」とは、直訳すると 「 群れのリーダー 」 という意味です。

犬は元々群れを作る動物であり、自然界では社会的な階層が存在します。

群れでは、リーダーと従属するメンバーがおり、リーダーが決定を下し、他のメンバーはその指示に従います。

飼い主が、パックリーダーとなることで、犬は飼い主をリーダーとして認識し、従順さや信頼を示すことが期待されます。


パックリーダーのトレーニングのコンセプトには以下の要点があります。

・ 一貫したルール
飼い主は一貫したルールや行動基準を設定します。
犬には何が許され、何が許されないかを明確に伝えます。
例えば、トイレの場所や時間、許可された場所への入り方などにルールを設けます。

・ 主導権の取得
飼い主はリーダーシップを示すために、自信を持って行動します。
犬が迷ったり不安定な態度を示した場合でも、飼い主は冷静で安定した態度を保ちます。

・ 信頼と従順さの構築
飼い主がリーダーシップを示し、ルールを守ることで、犬は信頼し従順になります。
犬が飼い主を信頼し、指示に従うことで、より円滑なコミュニケーションや関係が築かれます。

・ 適切な強化
飼い主は犬の望ましい行動を強化します。
褒め言葉やご褒美、遊びや愛情を使って、犬が望ましい行動を繰り返すように促します。

このように、飼い主がリーダーシップを示し、犬が従順さや安定性を示すことで、より健康で幸福な関係を築くことが目指されます。

ただし、シーザー・ミランの手法は賛否があり、一部では批判もあります。

飼い犬の問題行動がなかなか改善しない場合、直接ドッグトレーナーなどの専門家の助言をもらい、犬の個体差や性格を考慮し、最適な方法を選択することが重要です。

このようにして飼い主である自身の態度と行動を見直して改善を繰り返していると、飼い犬のトレーニングを行うことは、自分自身へのトレーニングなのだな、と感じてきます。

ダメな犬を直すのでなく、ダメな飼い主としての自分の行動を直すことがトレーニングの本質であることに気が付くわけです。

この感覚も、やはり多くの飼主が経験する同じ体験なのかもしれませんね。



さてさて、そんな「犬の群れのリーダー」の名前を冠したWOLFGANGのモデルがありますので、ご紹介しましょう。

Pack Leader



このモデル 「 Pack Leader 」 は、4匹の犬と共に、1台のバンでアメリカ西部を旅したベストセラー作家の Brianna Madia (ブリアナ・マディア)とのコラボレーションモデルです。

素敵なパックリーダーの姿が見られる、彼女の Instagram も必見です。

https://www.instagram.com/briannamadia/



―――――終わり